理事長挨拶

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さらなる発展に向けて
江嵜 正邦

JTECが設立されてから39年、一般財団法人となってからも満5年が経ちました。
 その間、国内においては電気通信分野への競争原理の導入、NTTの民営化・分割が行われるとともに、移動体通信が目覚ましい発展を遂げました。海外に目を向けると、約30年前にITUのメイトランド委員会がミッシングリンクの解消をうたい固定電話の普及が急務とされていた途上国においても、通信インフラの整備、携帯電話の普及などから電話の普及率は格段に上昇しました。

 JTECは、途上国の通信・放送の発展を支援する中立的なコンサルティング公益法人団体として、我が国の国際協力遂行の一翼を担ってきたと自負しております。特に、ODAでの途上国通信網等整備支援が最盛の頃は、プロジェクトファインディング業務やコンサルタント業務で他の民間通信コンサルタント等と共存・補完しながら途上国の発展に大きく寄与してまいりました。
 しかしながら、その後、途上国の電気通信運営体が次々と民営化されODAの供与対象範囲が狭くなったこと、途上国の中進国化とも相まって通信インフラ等の整備が進んだことなどから、インフラ整備面での協力案件は以前と比べると大きく減っています。

 一方で、世界は今や情報通信の時代であり、基本的なインフラ整備に加えその利活用いわゆるICT利活用が途上国においても求められるようになりました。途上国のそのようなニーズを把握し適切なアドバイスやコンサルティングを行うなど、通信・放送コンサルタントが取り組むべき業務は多様化・多角化しています。
 こうした途上国のニーズに適確に応えるためには、通信・放送の事情に精通しかつ途上国の事情にも明るいコンサルタントとしてJTECの果たすべき役割は大きく、国内唯一の中立的な通信・放送専門のコンサルタントとして、途上国において我が国のプレゼンスを示しつつこの分野の発展に引き続き貢献していくことが期待されていると考えております。

 今般、理事長を仰せつかりましたが、ぜひとも我が国のためにJTECの役割をさらに発展させていきたいと考えておりますので、今後とも皆様方のご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。