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「APTエキスパート・ミッション」として大洋州のツバル国において、JTECの職員が自然災害管理における通信の課題について現地調査を行いました。

 

この調査は、APTがツバル国の通信運輸省の要請を受け、JTECからプラマニク顧問及び高原部門長を派遣して実施したものです。(現地滞在は2107.12.9から12.16まで)

 

調査の結果より) ツバル国では固定電話やインターネット接続事情が乏しく、東南アジア、オーストラリアなどで使用できる3G携帯電話も周波数帯が異なり使用できません。通信に慣れている外国人旅行者は不自由を強いられる状況です。環境変化や自然災害への対応のための通信やICT利活用を考える前に、基本的な通信インフラの改善が先決課題です。

 

(参考)
ご承知のように、ツバル国は大洋州に位置する世界第4番目の小国で、人口は1万人。気候変動による海面上昇の影響を受け、(因果は諸説ありますが)海岸の浸食、浸水などで深刻な被害を被っています。経済的には資源が乏しく、国家財政の収入源は、漁業、外国漁船の入漁料、通信(3G携帯等)のライセンス料、出稼ぎ船員等による海外からの送金、外国からの援助などとなっています。以前には、米国のインターネット関連会社に貸与したドメインコード「.tv」の使用権料がありましたが、現在の状況は不明。産業は漁業の他に若干の農業や建設業、サービス業等ですが、工業製品、資材、生活用品から野菜を含む多くの食料品に至るまで輸入に頼っています。

 

 

ツバル (Tuvalu) の地理的位置と中心部

 

 

ツバル (Tuvalu) の様子

 

空港ターミナル局舎、その奥が政府庁舎 政府庁舎(全省局)

 

島のメイン道路

 

埋立地の建屋、奥には外国漁船(母船)

 

防災啓発週間

 

専門学校の卒業セレモニー

 

周辺の島に渡るボート(イス乗せ)

 

周辺の島の民家と水タンク